遺伝医療支援センター

遺伝医療支援センターについて

はじめに

2003年、ゲノムと呼ばれる遺伝⼦情報の解読が終了し、ヒト遺伝⼦配列の基本が明らかとなった現在、様々な疾患と遺伝⼦の関わりが次々に解明されてきています。⼀つの遺伝⼦の変化で発症する単⼀遺伝⼦疾患は古くから遺伝性疾患としてとらえられてきましたが、医学の進歩により、⾼⾎圧、糖尿病、癌といった疾患にも複数の遺伝的形質が関係していることが解かってきています。また、様々な薬剤の体内動態に遺伝的素因が関わっていることも明らかとなり、個々の患者様に適切な薬剤を適切な量だけ使⽤するオーダーメイド医療に遺伝的形質の解析が役立てられています。そして近年、腫瘍組織を網羅的に調べて、がんに特徴的な遺伝子変異と薬剤を結びつけるプレシジョンメディシン(精密医療)が行われ始めました。このように、遺伝子解析技術の進歩は、病気の診断、新しい治療法の開発につながっています。

当院の遺伝医療支援センター(前 遺伝子診療部門)は2006年6月に開設し、臨床遺伝における倫理的、法的および社会的な問題への十分な配慮の下に、臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラーが、正確な遺伝医学的情報を提供しています。また、日本医学会の「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」を遵守し、遺伝性疾患、家族性腫瘍、遺伝にまつわるさまざまな不安や悩みを抱えている⽅に遺伝カウンセリングを通して意思決定の過程を支援し、希望時には遺伝学的検査等を提供しています。さらに、遺伝医療に携わる医療人の育成、教育に力を注いでいます。

遺伝カウンセリング担当者

臨床遺伝専門医 遠山 潤(指導医) 池内 健
認定遺伝カウンセラー 栗山 洋子 藤田 沙緒里  

遺伝カウンセリングは、遺伝カウンセリング担当者と各診療科の専門医と協働して行っています。

家族性腫瘍遺伝子検査が受けられます。お電話でのお問い合わせ 025-227-0352